「詩的創作」のための50のお題
(順番は無視しています)



10.夜

真っ暗な夜道を歩くのがスキだと言っていたのは

あの人との出会いのほとんどが
日の暮れたばかりの月明かりの下だったからで

今、夜がスキだと言っているのは
無意識に彼との思い出に浸っていたいと思っているから

空を見ながらのんびり散歩するのは
同じ星空を、同じ月を、
何処かであなたも見てると信じてるから


夜という静かな暗闇の優しさに、気付いたから…






















42.悠久

幸せだからこそ見えてくる怖さがある
無限ではないこの引かれた線上で
怖さと闘いながら華を捜す


「怖さに負けたなら別れなさい」

そんな声が何処からか聞こえてくる
隣り合わせの幸と闇…
これ以上進んだのならば
本当に引き返す事なんかできなくなるだろう


「今なら華の明るさなんか忘れられるはずだ」

そんな声までふと聞こえてくる

寂しさを取るか、不安を取るか
ずっとそんな思いを引き摺っているの
はてしなく続く心の中の世界思想
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32.はかない

ちょっと良い物を見つけたら
古い物は捨ててしまう
昔隠した物は 今 何処へ行ってしまったのか…
失ったモノへの執着心はいつまで続くのか


いつか記憶も消えて
思い出も全て消えて
何も無かったかのように飛んでいってしまう


そうなりたくないと思えるのなら
はかなさも 少しは安らぐんじゃないかな


















31.遠い

人にはそれぞれに距離がある
いつも逢える距離 触れていたいと思う距離 
ひと時だけの距離…
同じ空が見える
それが私たちにとって一番の距離だったのかもしれない
一番近いようで実はとても遠い
恋人という肩書きだけの居場所
温かさが伝わらなくなってしまう程に
声も届かないような遠い遠いキミとの距離

それでも互いの気持ちの置き場として存在として
ひとつの大切な出会いとして残しておきたいと願った
それが ひとときだけの思い出の尊さ
遠く 遠くを見つめて
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29.月

ツライ夜は空を見上げてみるんだよ
そう教えてくれたのは あなただった

きっと誰かさんも見つめてるんだよ
同じ空を 少し遠い場所で


でもそれは いつまでも遠いわけではなくて
いつかきっと すごく近い距離になれる
今の私たちの心の距離のように



願い1つ 月に祈る
あなたと私
互いに同じ夢を描くのならば
永久に切れぬ赤い糸で
いつまでもいつまでも 結ばれていますように・・・






























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